
お客様との音楽談義🎵
先日、お見積もり作成のため、お客様のお宅へ現地調査と採寸にお伺いさせていただきました。
現地を拝見したところ、塗装工事そのものは問題なく施工できる内容でした。
しかし、周辺環境を詳しく確認すると、近隣との調整や足場設置に伴う許可申請、さらには工事期間中の安全管理などを考えると、現場監督が常駐した方が良いと思われる現場でした。
私が毎日常駐できれば何の問題もありません。
ですが、現在の弊社の体制(マンパワー)では、その責任を最後まで果たすことが難しいと判断し、誠に心苦しかったのですが、お見積もりの作成をご辞退させていただくお話をいたしました。

すると、お客様から
「以前にも塗装工事をしたことがあるので、理由を詳しく聞かせてください。」
とのことで、ダイニングへ案内してくださいました。
そこで、施工技術に問題があるわけではなく、工事全体を安全かつ円滑に進めるためには、現在の弊社では十分な体制を組めないことを、できる限り丁寧にお話しさせていただきました。
せっかくお時間をいただいたにもかかわらず、お役に立てず申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、思いがけず
「正直に話してくださってありがとうございます。」
「見積もりをお願いできないのが残念です。」
という、ありがたいお言葉までいただいてしまいました。
恐縮どころか、さらに恐縮してしまいます💦

そんな素敵なお客様ですが、ご主人様はヨーロッパのご出身。
奥様は日本人ですが、ご主人様の母国語を流暢に話される方でした。
ダイニングへ通していただくと、心地よいバロック音楽が流れています。
リコーダーの旋律にチェンバロの通奏低音。

その時点で私のアンテナが反応しました😎
「これは…好きな方ですね。」
そんな話から音楽談義が始まりました。
お話を伺うと、奥様は声楽を学ばれていたとのこと。
それだけでも驚いたのですが、さらに某・テノールの歌手が来日した際には、通訳としてアテンドされたご経験まであるそうです。

さらに、ご主人様の母国を代表するピアニストが来日した際には、通訳として同行したはずが、急きょステージで譜めくりを担当されたこともあるとのこと。
これには本当に驚きました。
実は、ピアノの譜めくりは誰でもできる役目ではありません。
演奏を理解し、呼吸を合わせ、タイミングを見極める必要があります。
そのため、多くの場合は一番弟子や、それに近い信頼できる方が任される、とても名誉ある役目です。

そんな貴重なお話を伺っているうちに……
気が付けば、約1時間半。
「採寸に来たはずなのに、すっかり音楽談義になってしまったなぁ。」
と、少し反省です(笑)
翌日には、ご主人様の母国の素敵なクラシック音楽サイトまでご紹介いただき、さらに感動しました。
今回は残念ながら、お見積もりをご提出することはできませんでした。
それでも、こうして素敵なご縁をいただき、楽しい時間を過ごせたことは私にとって大きな宝物です。

きっと、信頼できる施工会社と巡り合われ、素晴らしい工事になることと思います。
心より、その工事のご成功をお祈りしております😊



































