
外壁塗装の国家資格「一級塗装技能士」
外壁塗装に関わる国家資格といえば、
一級塗装技能士
があります。
厚生労働省が所管する国家資格で、塗装に関する十分な技能と知識を有していることを証明する資格です。
「塗装屋さんなら、みんな持っているんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、実はそうでもありません😎
受験には一定の実務経験が必要で、試験は学科と実技に分かれています。
学科では、塗料や塗装に関する知識はもちろん、関連する法律なども出題されます。
そして実技。
こちらがなかなか手強い。
下地調整、パテしごき、調色、作図、吹付けなど、塗装に関するさまざまな技能が試されます。
「塗ればいいんでしょ?」
……という世界ではありません(笑)
合格率は年度や試験区分によって変わりますが、一般に「合格率50%程度の狭き門」と紹介されることもあります。
私が受験したときも、さまざまな経歴の方が受験されていました。

中には、普段は事務的な仕事をされているように見える方や、塗装の中でも特定の工程を専門にされている方もおられました。
一級塗装技能士の試験は、外壁塗装だけの知識で乗り切れるものではありません。
建築物の内装塗装や、工場などで行われる焼付け塗装についても出題されるため、試験範囲がかなり広い。
ここが難しいところだと思います。
そして、特に苦労されている方が多かったのが、
「調色」
です。
塗料の原色を組み合わせて、指定された色を作ります。
私が受験したときは、緑色系の色が課題になっていました。
これがなかなか難しい。
緑色系は、紺・オーカー・黒などのバランスに気を遣います。
ほんの少し配合を変えただけで、
「おや?」
となります。
さらに入れすぎると、
「……誰や、こんな色にしたのは😎」
となります(笑)
調色は経験がものをいう作業です。

私自身は「これは、なかなか良い課題だなぁ」と感心した記憶があります。
ところが、周りを見ていると、
「そもそも原色は何を使うんだろう?」
と悩まれている方もおられました。
これは経験がないと、なかなか難しいと思います。
色見本を見て、
「この色ですね!」
と分かっても、そこから実際に塗料を混ぜて、その色を作るとなると話が変わります。
調色は、まさに経験と勘の世界。
長年塗装をしていると、何となく「この色なら、これを少し……」という感覚が身についてきます。
これはテキストを読んだだけでは、なかなか身につきません。

一級塗装技能士は、単に「資格を持っています」というだけではなく、一定の実務経験と技能を積んできたことの裏付けになる資格だと思っています。
もちろん、資格がすべてではありません。
塗装の仕事は、現場ごとに建物の状態も違えば、下地も違い、求められる対応も変わります。
だからこそ、資格で得た知識と、実際の現場で積み重ねてきた経験。
その両方が大切だと考えています。
私たちも一級塗装技能士を取得しております。
大切なお住まいの塗装工事ですので、安心してお任せいただければと思います😊


































