シケラック(shellac)②

 

 

 

前回のシケラックの続きです。

 

最近の建築塗装で、ニスとしてのシケラックはあまり使われません。

 

ウレタンクリアが中心で、希にクリアラッカーを使います。

 

でも、シケラックは必需品なんです。

 

どう必需品かというと、

 

「アク止め」「滲み止め」「縮み止め」などの効果があります。

 

シケラックは、アルコールには熔解しますが、強溶剤では熔解しません。

 

この性質を利用して、

 

例えば、過去に弱溶剤の塗料を塗られている部位に、

 

強溶剤の塗料を塗ると、その強溶剤のために

 

下地の弱溶剤塗料が溶けて縮みが発生します。

 

そこでシケラックを下塗材のように塗り、

 

その上に強溶剤を塗ると縮みを抑えられるのです。

 

塗料メーカー的には正規の仕様ではありませんが、

 

これ無しでは作業を進める事が出来ません。

 

また、階段等の鉄製の手摺を塗装する場合、

 

その手摺に人間の「油」が付着している事があります。

 

薄く付着しているので、

 

目視では確認出来ず、塗装を始めてからしばらくすると

 

部分的に縮みが発生することがあります。

 

その「油」が原因なのですが、

 

その縮み部分にシケラックを一刷毛塗ると綺麗に治まります。

 

このような万能的な使い方が出来る塗料なのです。

 

なので修行中、シケラックは「アク止め」「縮み止め」の

 

下塗材と思い込んでいました(笑)

 

外壁塗装で用いる事は殆どありませんが、

 

内部塗装ではとても便利な塗料なのです。

 

お試し下さいませ。

 

 

 

 

メールフォームから見積りがおすすめです。
iwata

当サイトを運営するにあたり「せっかく見てくれたのだからなにか特典をつけることはないか」と考え5つの「無料」サービスを用意しました。

1.お客様専用のわかりやすい調査書が無料
2.更に!仕様書を無料でお作りします。
3.詳細に書かれた見積書を無料でお作りします。
4.塗替デザインを無料でお作りします。
5.カラープランを無料でお作りします。

以下のフォームからお問い合わせください!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事