1890年頃~1920年頃に活躍した、イギリスの作曲家のグスターヴ・ホルスト。
平原綾香さんが歌っている「ジュピター」の原曲を書かれた作曲家。
ジュピターは組曲「惑星」のなかの1曲です。
その「惑星」を作曲する数年前に書かれた曲がセントポール組曲です。
「惑星」より古いんです(笑)
この曲は聴きやすく、理解しやすいので好きなのデス。
実は4楽章が面白いんです。
6/8拍子と3/4拍子が混在。
なんか理解しにくいですよね ^^;
曲の中間部で、ヴァイオリンとチェロは3/4拍子、ヴィオラとコントラバスは6/8拍子、とパートごとで拍子が異なるのです。
指揮者が6/8拍子で振ると(1小節に2回カウントする)、ヴァイオリンとチェロの3/4拍子が合わない。じゃ、3/4拍子で振ると(1小節に3回カウントする)、ヴィオラが合わない(笑)
なので楽譜には「1beat」との記載があります。
「1beat」は、1小節で1回カウントする振り方。
頭の中では理解出来ますが、曲中の「強拍」がパートによって異なるので、プレヤーはややこしくて仕方がない。
でも聴く分には面白いんです。
よろしければご視聴くださいませ。
10分15秒ぐらいと、テーマが戻ってくる11分58秒ぐらいから、その部分を聴くことが出来ます。
ヴィオラとチェロの絡みが気持ちいい (^^)