
写真は Wikipedia より引用
いまお世話になっている弦楽アンサンブルで、冬の演奏会に向けてヴィヴァルディ作曲のフルート協奏曲《ゴシキヒワ(Il Gardellino)》を練習しています。
バロック時代の作品で、フルートの響きが本当に美しい✨
まるで小鳥が空を舞うように軽やかで、聴いているだけで心が晴れやかになります。

🎻 協奏曲とは?
「協奏曲(コンチェルト)」とは、独奏楽器とオーケストラ(またはアンサンブル)が
掛け合いながら音楽を作り上げていく形式の曲のことです。
お互いが主張しながらも調和し、一つの物語を紡ぐような魅力があります。
🐦 「ゴシキヒワ」とは?
あまり馴染みのない名前かもしれませんが、「ゴシキヒワ(ヨーロッパゴシキヒワ)」は、ヨーロッパに生息する色鮮やかな小鳥です。
ヴィヴァルディはこの鳥のさえずりや軽やかな羽ばたきを
フルートの旋律で描いたといわれています。
聴いていると、本当に小鳥の声が聞こえてくるようです。

🎼 音楽の描写がわかりやすいヴィヴァルディ
ヴィヴァルディといえば《四季》が有名ですね。
春の芽吹き、夏の嵐、秋の収穫、冬の寒さ——
それぞれの情景がまるで小説のように音で描かれています。
《ゴシキヒワ》もその延長線上にあるような作品で、
自然の息づかいが感じられる名曲です。
🎵 曲の構成
この協奏曲は以下の3楽章から成り立っています。
第1楽章:アレグロ(Allegro)
明るく軽快に、小鳥のさえずりを思わせる旋律。
第2楽章:カンタービレ(Cantabile)
「歌うように」静かで穏やかな時間が流れます。
第3楽章:アレグロ(Allegro)
再び軽やかに飛び回る小鳥たちの姿が描かれます。
🎻 コントラバス泣かせの難所
私はコントラバスを担当しているのですが、この曲の3楽章がなかなかの難敵です💦

バロック時代にはまだ「コントラバス」という楽器がなかったため、現代ではチェロの楽譜を代わりに弾くのが一般的。
……ところが!
動きがとにかく速いんです😅
太い弦が鳴り終わる前に、次の音を弾かなくてはならない。
録音を聴くと「モコモコ」していて、もう笑うしかありません(笑)
それでも、プロの演奏を聴くとちゃんと音が立っていて感動します。
やはり技術と経験の差を痛感しますね。
💪 練習あるのみ!
演奏会まであと少し。
少しでもクリアな音で弾けるように、
隙間時間を見つけては「モコモコ」練習を続けています😊
コントラバスはあまり目立たない存在ですが、
その大きな体でアンサンブル全体を支える大切な楽器です。
どうぞ、演奏会で少しだけでも耳を傾けていただけたら嬉しいです🎶



































