「ケレン」という言葉、ご存じでしょうか。
塗装業界では、
鉄部の古いペンキを剥がしたり、サビを擦ったり、
モルタル部の脆弱な部分を除去したりする事を
「ケレン」といいます。
「ケレン」はJIS規格にもなっています。
1種ケレン~4種ケレンまで色々とあります。
(大日本塗料のウェブサイトに詳しく書かれています。)
この「ケレン」という言葉、
変な言葉ですよね。
私が初めてこの言葉を聞いたのは、
修行に入って間もない頃、
先輩作業員に「そこケレンしておけ!」と言われたときです。
???
なにそれ !? と思いました。
あとあと判ったのですが、
英語の「クリーン」が訛って「ケレン」になったのです。
clean
明治に塗料が日本に入ってきたので、
その時の翻訳した(聞き覚えた?)言葉が
今では規格にまでなっているのです。
ナルホド、クリーンはケレンと読めそうです。
理屈はわかります。
塗装するところを「綺麗にする」「クリーン」も同じ意味ですね。
こんな言葉は沢山例がありますね。
「マシン」と「ミシン」
machine
「エナジー」と「エネルギー」
energy
日本語の面白さを感じます。
DIYでケレンされる時は、
思い出してみて下さいね (^^)
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